RYT200の資格は意味がない？取得のメリットを解説！

そもそもRYT200とは？

RYT200は、アメリカで設立されたヨガ指導者のための非営利会員制業界専門家団体である「全米ヨガアライアンス」の認定校で取得できるヨガの国際ライセンスです。

世界70ヵ国で通用することが大きな特徴。ヨガインストラクターのスタンダードな資格のひとつと言えます。

RYT200を取得するためには、認定校で200時間のトレーニングを受ける必要があります。認定校では、ヨガの哲学、アーサナ（ポーズ）、プラナヤマ（呼吸法）、瞑想、解剖学、指導法、倫理、歴史といった「全米ヨガアライアンス」が指定するカリキュラムを実施します。

RYT200が意味ないという人がいる理由

RYT200の取得を検討したときに気になるのが、「RYT200は意味がない」という声ではないでしょうか？

意味がないと言う人がいる理由は、大きく2つあります。

ひとつは、そもそもヨガインストラクターになるために資格は必須ではないことです。

ヨガの資格を持っていなくてもインストラクターとして活躍している人はいます。国家資格ではないので、RYT200の資格取得者に限定される仕事はありません。活躍できるかどうかは、資格の有無にかかわらず、実力次第です。

もう一つの理由は、トレーニング終了時点でスムーズなレッスンをイメージできないことでしょう。

RYT200は、インストラクターの土台を作るトレーニングです。必要なヨガの知識は身につきます。しかし、プロの指導者として自信を持てるかというとそうではないと感じる人は少なくありません。

「RYT200を取得すればプロインストラクターのような指導力が身につく」と期待した人が「意味がない」と評価している傾向があるようです。

ヨガスタジオの採用においても、受講者の印象においても、何も資格がない人よりRYT200を取得している人の方が、信頼されやすいです。

RYT200取得をスタートラインと捉え、積極的に指導力を身につけていく人にとっては大きな意味があります。

RYT200の取得はどんな人におすすめ？

ヨガインストラクターになるために必須の資格はありません。また、RYT200以外にもヨガの資格はあります。

その中でRYT200の取得がおすすめなのは、ヨガスタジオでプロのインストラクターとして活躍したい人や海外で教えたい人、ヨガの知識を深めたい人です。

ヨガスタジオでプロのインストラクターとして採用されたい場合、RYT200は必要最低限の条件と考えられていることが少なくありません。開業する場合でも、資格への信頼感が集客力につながります。海外でも通用する資格のため、海外で活躍したい人にもおすすめです。

また、200時間のトレーニングを通して、ヨガの知識を満遍なく得られることから、趣味のヨガからより知識を深めたい人にも向いています。

RYT200で後悔しないためのスクールの選び方

RYT200を取得して後悔しないためには、トレーニングを通して深い学びを得られることがポイントとなります。深く学ぶには、受け身ではなく積極的に学べる環境を選ぶことが大切です。RYT200の取得を通して必要なことを身につけられるスクールの選び方を紹介します。

カリキュラムは実習の時間が多くとられているか

カリキュラムそのものは、スクールによる差はありません。「全米ヨガアライアンス」が標準的なカリキュラム決めており、そのカリキュラムに沿って指導してもらえます。

実技時間は75時間です。基本的には実技時間や指導法に多くの時間が取られています。ただし、スクールに任されている自由時間が15時間あります。この15時間を何に使うかがスクールの特徴と言えるのです。

実習に時間が多く取られているスクールをおすすめします。

講師やスクールとの相性

積極的に学ぶためには、相性がとても重要です。説明会や体験レッスンなどを用意しているスクールも多いので、活用して相性を確かめましょう。

また、講師の質も要チェック。普段、現場で指導をしている経験豊富な講師なら、現場の経験から習得したスキルも得られます。資格取得後に自分が指導するイメージを構築しやすいです。

まとめ

「全米ヨガアライアンス」の認定校で取得できるRYT200は、200時間のトレーニングを受けたことを証明できるヨガの国際ライセンスです。スタジオや開業でインストラクターとして活動したい人にとっては、登竜門的資格と言えます。

国家資格ではないため、資格を取得しなくてもインストラクターを名乗ることはできます。しかし、スタジオのインストラクター採用において、RYT200取得者が資格・経験がない人より有利であることは少なくありません。どんな資格でも、活かせるかどうかは、取得後の努力次第です。

取得後に活かせる資格にするためには、スクール選びも大切です。対面の直接指導による実習が多いスクールなら、正しいヨガを習得できます。また、現場でインストラクターをしている講師に指導してもらうことで、実際に役立つ指導方法などを教えてもらうことができます。相性もあるので、納得のいくスクールを選んでください。

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